杜日記

日記

鋼の錬金術師を読み返す

誰かに何かを伝えようとするとき、、

自分の語彙の無さに驚くよね

語彙力ほしい、、ボキャブラリー、、


最近すきな漫画を読み返そうと思って
鋼の錬金術師を読み返してる

当時中学生だった私に衝撃を与えた思い入れのある作品

今は2巻まで読み返した
ざっくりなあらすじ(ネタバレ含む)

亡くなったお母さんを生き返らせたいというエルリック兄弟の一心な想いから2人は錬金術を学び、錬金術の禁忌である人体錬成をしてしまう

錬成されたお母さんは人の形をしていなくて…
さらに禁忌を犯したことで弟アルは肉体を失い、兄エドは左足を失う。エドは右腕を代償になんとかアルの魂を鎧に繋ぎ止める

失った身体を取り戻すため、奇跡を生み出すと言われている賢者の石を求め兄弟は旅に出る



当時中学生だった私は、2巻のニーナの話がすごく衝撃的だったのを覚えている

エルリック兄弟は身体を取り戻すヒントを得るために人語を話す合成獣(キメラ)の生成に成功した国家錬金術師のショウタッカーのもとへ訪れる

家には娘、ニーナと犬アレキサンダーがいた

国家錬金術師資格の継続のための査定が毎年ある、今年評価が良くないともうあとがないとニーナに言うショウタッカー
次の日、エルリック兄弟が家へ訪問すると
「見てくれ完成品だ」とニヤリと笑うショウタッカーの顔

そこには人語を話す合成獣の姿

「えど、わーど」「おにいちゃ…」
不気味な笑顔でエドに話しかける

その瞬間エドは悟った

「ニーナとアレキサンダーはどこに行った?」

お父さんに合成獣にされた娘ニーナと犬のアレキサンダー
2年前、妻も同じように合成獣にされていた

「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
色々な意味で有名なシーン


「あそぼう、あそぼうよ」と繰り返す合成獣

辛い、、


一連の流れの後
雨のシーン

今読んでも胸が締め付けられる



ハガレンは、シリアス多めで読んでて辛くなるシーンも多いけど、絶妙にギャグが入ってることで中和されてマイルドになっているところも良い
ノリやテンポ感も魅力の一つ

そして、たくさんの魅力的なキャラが出てくる
名言もたくさん

賢者の石を巡り、つぎつぎに解き明かされる真実
内乱の話もストーリーと関連してきて

人間の欲望、生と死、生命倫理、様々なことについて考えさせられる作品



主人公のエドは普段の振る舞いを見ると口の悪いガキなんだけど
悲しい過去と罪の意識を背負い、軍の犬と非難される覚悟で12歳にして最年少国家錬金術師になり、誰よりも弟想いでひたむきでまっすぐ
苦しみや葛藤を抱えながらも力強く進んでいこうとする 
覚悟の眼差しがすごくかっこよくて、、

根は優しくて思いやりがあって
頭脳明晰で研究熱心、努力家
ときには冷静に、ときには熱くなり
繊細で感受性が強く、表情豊かで色んな顔を見せる



そんなエドが大好きだったな