杜日記

日記

「太陽の子」視聴

「太陽の子」を視聴。戦争物のドラマ


それぞれが葛藤の狭間で苦しみながら、今を一生懸命生きていた姿が描かれていた



三浦春馬さん演じる裕之が海に身を投げようとして兄の修が止めて


「怖いよ。…でも俺だけ死なんわけにはいかん」


泣きながら、今まで奥底に秘めていた気持ちを吐いたシーンで泣いた。



裕之はまた軍隊に戻って、

その後還らざる出撃命令がでて

亡くなってしまうんだけれど

手紙に書かれていた最後の文の


「ありがとう、さようなら」


が三浦春馬の死とリンクしてしまって

苦しくなった



その頃の日本は、国のために死ぬことは素晴らしい、正しいことという風潮があって


それに反する人は非国民として扱われて


当時は声に出して死にたくないなんて言えない、抗えない状況だったんだと思う



国のために、国のためにとたくさんの人たちが身を投げ打って死んでいく


還らざる出撃命令、死ぬと分かっていて出撃する

どんなに苦しかっただろう



原子物理学者も殺戮兵器を作ることへの葛藤を抱きながら研究していて


でも自分たちが作らないと敵国に先に原子爆弾を作られて投下される


相手側の国も同じことを考えていたんだろうか




2度と同じことが起きないでほしい、戦争なんて起きないでほしいと思った



今はコロナ渦で戦争とはまた違った大きな混乱が人々を覆っていて


何が正しいのか、確かなことなんて分からない混迷した世の中


きっと人はその時代時代に翻弄されて振り回されて影響されて

どの時代でも迷いながら、生きているのかもしれない